暑くて、眠っても断続的に目を覚ましてしまう。起きると体が汗でぐっしょり濡れていて、とりあえず冷蔵庫からお茶を取り出して飲んだり、iPhoneを眺めたりする。出張中の恋人から短いラインが届いていて、ミラノは今何時なのかな、と思いながらまた眠る。不在着信も入っていたけど、舌の先に口内炎ができていてしゃべると痛いんだよな、と思う。

6時くらいにまた目を覚ました。10分前くらいに恋人からまたラインが入っていて、即座に返信したけど既読がつかない。電話もかけてみたが出なかった。

こんなに明るいのにもう一度眠るのもなんとなくはばかられて、今はそのまま起きている。早い時間から行動するのはいいな、と思う。ありきたりだけどなんでもできるような気がする。今日は少し仕事をして、カレーを作らないといけない。先日「ベジタブルマラソン」という立川市の10kmマラソンを走ったのだけど、その参加賞でもらったにんじんとじゃがいもが余っていて、それを消費したいのだ。あと、少し前からそういう大皿の料理を作りたい気分だったというのもある。だからといって、家にひとりしかいない時に作るのかよ、とはちょっと思うけど。しかも舌先にできた口内炎のせいで食事が全然はかどらなくて、ウィダーインゼリーとか食べてるのに……。全然消費できなかったり、途中で飽きたらどうしよう。まあ近所に住んでる友達にあげればいいか。そんなことしたことないけど。

眠気覚ましにコンビニまでアイスコーヒーを買いに行った。休みの日の早朝は人がまばらで、とても静かだ。たまに仕事で少し早めの電車に乗ると、いつも自分が寝ている時間にもこんなにたくさんの人たちが活動してるんだなと驚くことがある。それと似たような気持ちになりつつも、「人たち」と思えるほど人がいないので、一人一人に対して「この人はこの時間に何してるんだろう」ということを、より想像できる気がする。夏の朝の均質な光のせいもあるだろうか。ふと、昨日入ったカフェが混雑していて、ちょっとイライラしてしまったことを反省する。東京は人が多すぎるけど、やりようはあるはず、と思う。

 

マンションに帰ってきたら、エレベーターの前に半身が潰れたセミの抜け殻が落ちていた。行きにもあっただろうか。気づかなかった。この家、セミの鳴き声とかうるさいぐらい聞こえそうだなーと思う。ここで夏を過ごすのははじめてになる。