昨日から恋人が風邪をひいてしまっている。昨晩、仕事からふらふらの状態で帰ってきた途端、ベッドに突っ伏してしまった。来週から恋人は10日ほど出張だし、今日は久しぶりに揃って外食の予定だった。風邪なら仕方がないが寂しい。今日の仕事はその外食を楽しみにがんばってたところもあったし。

自分も仕事で疲れていたので、何か買ってきて適当に食べることにする。俺が「なんか食べてくる」と言うと「すき家のチーズ牛丼の大盛り買ってきて」と言う。めっちゃ食欲あるじゃん。「チーズを肉の下にして、つゆだくで、タバスコ2つつけてもらって」といつものこだわりを言ってくるので若干イラッとしつつ、まず薬局に寄って葛根湯を買う。それからすき家で同じものを2つ買って帰宅。

別に看病というほどのものでもないのだけど、葛根湯を買ってきて白湯と一緒に渡したり、「明日病院に行く」というので土曜にやっている病院を調べたり、アクエリアスは冷蔵庫で冷えてるより常温のほうが良いか聞いたりしていて、これ自分が風邪引いたときお母さんにしてもらってたことに似てるなあと思った。人の家がどうなのかは知らないけど、我が家はけっこう、そういうこまごました気遣いというか、先回りをするのだ。正直ちょっとうっとうしいというか、自分でやるよそのくらい、ということまでやってくれるのでその優しさに気が重くなったことも多いのだけど、気付けば自分も同じ事をしている事実。風邪引いてるのにめっちゃ食欲ある人に「たくさん食べたらはやく治るよ」と言うのも、母が言っていたことだ。

そういう先回りしがちな母の気くばりは、風邪をひいていない時の言動にももちろん宿っていた。かつて姉はそれを「過干渉な毒親」と言ったのだったが。