ドンキホーテの歌のように

今日も仕事帰りに交差点で(生きてるってなんなんだろう)と思った。いつの間にか、お腹がすいたとか、雨が降りそうとか、そういうものと同じ階層で、ごく自然にそんなことを思うようになった。そこから考えが膨らむこともあれば、問いだけが繰り返されて一向に進まないこともある。そしてそれはその日の自分の状態とはまったく関係なく、ふと心に湧き上がる。

深層心理などではなく、癖になっているだけだ。重いテーマだから最初は自分が知らないうちに思い詰めているのかと錯覚していたけど、今はやっぱり一時期に比べればだいぶましで、かなり平穏に生きている。

何度も読み返した本のページが、閉じていても膨らんでしまうようなものだろう。あるいは、ドンキホーテで流れる「ドンドンドン・ドンキ〜♪」の歌が、耳から離れなくなってしまうようなもの。思考には癖がある、ということを覚えておけば、不用意に意味を見出そうとして深みにはまることはない。最近は自分が先回りして不幸な結末を想像してしまうという思考の癖を発見して、そういう考えに及んだ時に「またやってる、起きてから心配しよう」と気持ちを切り替えられるようになった。多分それと同じこと。新しい歌を探そう。